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2020.11.27
不動産売却の流れって?買取と仲介、2種類の売却方法別の流れもご紹介
不動産売却は初めて経験する方がほとんどで、何からすればいいのかわからないという方が多いです。ですがご心配なく、まず大まかな不動産売却の流れを頭に入れることで自分が今どの段階にいるのかがわかりやすくなり、実際の売却時に混乱することなくスムーズに進められるはずです。今回は不動産売却の流れについて、2種類とりあげてご紹介します。
不動産売却の大まかな流れ
不動産売却は主に下記のような流れで進んでいきます。後述する買取・仲介のどちらの売却方法を選ぶかによってスケジュールが変動しますが、今は下記6段階で進むものと捉えておきましょう。
▼不動産売却の大まかな流れ
- 大まかな相場を確認する
- 査定を依頼する
- 調査・査定の開始
- 買取や売出しの打ち合わせ
- 契約を結ぶ
- 契約成立
意外と少ないなと感じた方も、予想より多いなと感じた方もいるかと思います。相場を見て査定を依頼し、打ち合わせで納得できれば契約。最後に不動産売却、というのが一連の流れです。まずはこの流れを把握して、家や土地を売る手続きをスムーズに進められるようにしましょう。ただ不動産売却は「買取」と「仲介」の2つに大別され、それぞれで若干流れが変わる部分があるので合わせて確認が必要です。
買取の場合
不動産売却における「買取」とは、依頼を受けた不動産業者がお客様から直接不動産を買い取る方法を指します。もう1つの主要な売却方法である「仲介」と異なり比較的短時間で不動産を売却することができるため、手続きにあまり時間をかけたくない、忙しくてなかなか時間がとれないけど早めに売ってしまいたいという方におすすめの売却方法です。
住宅を仲介で売却する場合、部屋を空の状態にして掃除する必要がありますが、買取であれば不要な荷物もそのままの状態で売却することができます。
不動産売却を「買取」で行う場合は比較的シンプルな流れになります。
- 査定を依頼する
- 調査・査定の開始
- 買取についての打ち合わせ
- 売買契約の締結
- 契約成立
特徴的なのは売却・現金化までのスピードが早いこと。不動産業者への調査・査定依頼後、提示された買取価格に納得して合意すれば、あとは必要な手続きを行うことで土地や家を不動産業者に任せてしまうことができます。加えて不動産業者が直接買い取ってくれるため、場合によっては、購入者からの修補の請求や代金の減額請求、損害賠償請求など引き渡した目的物(不動産)の契約不適合担保責任も負わなくて済むなどのメリットがあります。
仲介の場合
不動産売却の主に2つある売却方法の内、「仲介」は対象の不動産を業者に預け、購入希望の方を見つけてもらう方法を指します。「買取」と比べると1つ段階を挟むため時間は長くかかってしまいますが、その分不動産市場の相場で売却できる可能性が高まります。売れるまでのスピードよりも、できる限り高い金額で売却したい方、時間には余裕がある方におすすめです。
しかし近年の傾向として、住宅の場合は新築のようにリフォームされたすぐに住める住宅を求める購入者が多く、土地の場合は建物が壊されて綺麗に整地されている土地でないとなかなか売れないという現状があります。
不動産売却を「仲介」で行う場合は多少工程が増えます。
- 査定を依頼する
- 調査・査定の開始
- 売出しについての打ち合わせ
- 媒介契約の締結
- 不動産の売り出し
- 買受人決定
- 契約成立・引き渡し
不動産業者への調査・査定の依頼は「買取」と同じですが、そこから一度不動産を業者に預けて売りに出してもらうため、買受人が現れなければなかなか売却が進まないといったケースも考えられます。またこの記事では詳細を省きますが、仲介の媒介契約にも種類があるため少々複雑な流れになるのが難点です。
不動産売却の買取と仲介の違い
上記までで不動産売却の大まかな流れ、そして「買取」と「仲介」という2つの売却方法とその流れをお伝えしました。主に買取・現金化までのスピードが異なる2種類の売却方法ですが、それ以外にも「買主」と「売却価格」も違いが表れます。
買主(買受人)が異なる
「買取」による不動産売却の場合、買主(買受人)は不動産業者になります。
不動産業者は利用されていない土地や建物を買い取り、リノベーションや再開発を行うことで再び販売に結びつけることが一般的です。個人のお客様への販売はリフォーム等で付加価値をつけた後になるため、素早い買取が可能です。
「仲介」による不動産売却の場合は、買主(買受人)が個人になることが多いです。
個人の方は引っ越し等によって新たに住む家を探している場合が多く、媒介契約を結んだ不動産業者はそういった方向けに依頼を受けた不動産を売ります。
売却価格が異なる
「買取」の場合、不動産の売却価格が「仲介」と比べて若干安くなってしまうことがあります。
すぐに売れるかどうかが確定しない仲介と異なり、打ち合わせを経て価格に納得したら確実に買い取ってくれる分、どうしても多少は安くなってしまうケースがあることが想定されます。
「仲介」の場合は、買取よりも比較的高い市場価格で売却できます。
ただし不動産には相場があるため価格が変動すること、必ずしも買主(買受人)がすぐに表れるとは限らないこともあり、長期化してしまう可能性もあります。即現金化はまず難しいため、時間に余裕のある方であれば選択肢の1つに入れて良いでしょう。
まとめ
この記事では不動産売却の大まかな流れと、「買取」「仲介」という2種類の売却方法それぞれの流れや異なる点をお伝えしました。不動産売却は一生で何回も経験する方は少ないですが、いざ行うことになると何から手を付ければいいのかわからないと困ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。まずは今回ご紹介した不動産売却の流れを頭に入れて、信頼できる不動産会社にご相談してみてはいかがでしょうか。
協和住建では不動産売却の流れページをご用意しております。画像付きで実際の売却までの流れがイメージしやすくなるかと思いますので合わせて御覧ください。
なお協和住建では新潟県にある不動産売却について、県内外問わず多くのお客様からご相談をいただいています。お客様のご希望に合わせ、20年以上の不動産売買経験をもとに最適なご提案が可能です。新潟の不動産なら、ぜひ協和住建にお任せください。