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2021.09.17

手放すことでストレスフリーに!空き家売却の基本

世帯数が減少傾向にある中、年々増加傾向にある空き家。平成30年度時点では、新潟県内でも住宅の7軒に1軒は空き家という調査結果が出ています※。
地方に限らず都心部でも空き家率が高まっている現代。所有者はどんなことに気を付けるべきか、空き家売却の基本をご紹介します。
※住宅・土地統計調査調べ

知らなきゃ危険!空き家の所有はリスクだらけ

「不動産(空き家)売却は自分には縁のないこと」と思われがちですが、実は誰にでも起こり得る身近な社会問題です。中でも多く挙げられるのが「実家の相続」です。

「田舎で暮らす両親が他界し、実家が空き家に。管理が難しい」
「遺産分割をスムーズに済ませるために、空き家を売って現金化したい」
など、売却理由は人それぞれ。

とりあえず空き家として所有し続けるという方もいますが、人が住んでいない住宅は老朽化が早く、資産価値を下げてしまいます。住む予定のない空き家を所有し続けることは、メリット以上にさまざまなデメリットが発生すると心得ましょう。

空き家は所有しているだけで課税対象に

意外と知られていませんが、空き家にも税金が発生します。固定資産の価値を元に算定される固定資産税(年間数万円から数十万円)、地域によって課税される都市計画税(年間数万円から数十万円)のほか、財産を相続した人には相続税が課税されることも。空き家は所有しているだけでも多くのコストがかかるのです。

空き家を放置すると固定資産税の負担が増えてしまう!?

所有する空き家を放置した場合、2015年に施行された空き家対策特別措置法によって特定空家に指定され、固定資産税が6倍まで上がる恐れもあります。
固定資産税の金額は、土地の上に住宅が建てられている場合、住宅用地の特例が適用され、課税標準が1/6に減額されています。しかし、特定空家の建つ土地の固定資産税には特例が適用されず、固定資産税の負担が増大してしまうのです。空き家の放置は近隣住民への迷惑になってしまうことはおろか、不動産を所有する自分自身にも大きな負担となって返ってきます。

それでは、空き家を売却するにはどんな方法があるのか。代表的な2つの方法をご紹介しましょう。

売却方法その①手間と費用をかけずに中古戸建てとして売る

空き家を売却する方法の1つとして、中古戸建てまたは古家付き土地での売却が挙げられます。

建物をそのまま売り出すため、中古戸建てでかかるリフォーム費用や、古家付き土地にかかる解体、造成等の費用は全て買い取った買主の負担となります。
時間やお金をかけず、手軽に空き家を売却したいという方におすすめです。
また、税制優遇を使うことで利益を上げることができます。不動産売却の際は使える制度がないか確認しましょう。

▼税制優遇について詳しい内容はこちら

https://kyowa-jyuken.jp/guide/361

売却方法その②より早く、高く売却するなら建物を解体して土地のみ売る

中古戸建てや古家付き土地の売却よりも早く、高く売却できる方法として、空き家を解体して売る更地での売却があります。気になる解体費用は、立地、規模、構造によって大きく異なりますが、相場は100~200万円ほど。最大で半額を補助する制度がある自治体もあるので、解体を検討する際は利用できる制度がないかお近くの自治体に確認をしてみましょう。

「家族で過ごした実家を取り壊したくない」と、解体を選択する方はまだまだ少数派ですが、管理の手間から開放されるというメリットもあります。

ただし、空き家を解体する際は解体業者選びに注意が必要です。見積りが極端に安い場合、後からさまざまな費用を請求されてしまうことも。建物だけではなく、庭木や庭石、ブロックなどの外構部分も含まれているか、解体業の登録または許可を受けている業者であるかをしっかりチェックしてから依頼しましょう。

 

まずは不動産会社に相談を

不動産売却をお考えの場合、まずは不動産業者に査定を依頼します。査定だけであれば料金は無料です。複数の会社に査定を依頼することで価格の相場を知り、仲介会社の決定、売却価格の決定・交渉、そして契約という流れで進められます。

思い出の詰まった住宅が負の遺産となる前に、有効に活用してはいかがでしょうか。

私たち協和住建は創業20年以上、新潟県の不動産を取り扱っている地元密着型の不動産業者です。現在のお住まいが新潟県内/県外を問わず、新潟市にある不動産を売却したいとお考えの方を全力でサポートいたします。お客様一人ひとりに合わせた最良のご提案をさせていただきますので、お電話やフォームからぜひお気軽にご相談ください。

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